11/22/1997【 熊本県 】
■熊本のラーメン屋さん
3連休を利用して、この年最後の(かな?)爆食ツアーに行ってきました。
熊本・久留米・博多シリーズです。
急に決めたので航空券とホテルを押さえるのに随分苦労してしまいました。
初日
まずは、有名な【黒亭】へ。熊本駅から徒歩で行ける。
(でも、熊本空港から駅までが遠いなぁ)
到着が12:50。表に4人並んでいる。カウンター8、テーブル20
店員8人はみんな女性で意外。接客は、なかなかいい。
頼んだのは、ラーメン560。玉子入り820というのが気になる。
玉子が入って、なぜ260もプラスするのだろう?
ちなみにチャーシューメンと同じ料金。
出てきたラーメン、実に表情がいい。見るからに旨そう。
やや細いストレート麺。桂花ほどの堅さはないが、柔いわけでもない。
ちょっとスープの絡みが悪いかなぁ、、、。
チャーシューは旨い。
スープの方は、ニンニク風味が強く、ちょっと味が薄い。
期待しすぎたせいか、1軒目にも関わらず、完食ならず。
しかし、後で思い起こせば、かなりのレベルであった。
タクシーで【山水亭】へ。このあたりがメインの繁華街かな?
「桂花」の本店や「こむらさき」の本店もこの近辺にある。
「富士ラーメン」もあったなぁ、、。「肥後のれん」と関係のある
『赤のれん』もあった。
お店の雰囲気は中華料理店。定食も4種類あるが、ラーメン屋さんである。
13:15、カウンター14、テーブル12、6割の入り。ここも女性店員がほとんど。
頼んだのは山水亭ラーメン500。冠がついているが、これが基本のラーメン。
細麺ストレートは、少し柔い。チャーシューは美味しくない。
ちょっと甘さを感じるスープが旨くて、完食。
続いて、ちょっと遠くにある【大黒ラーメン】へ。
ここもまたタクシー。実際は、上熊本駅から20-30分に一本の電車に
乗り換えて、池田駅からまた結構歩く、という不便な場所。
まぁ、有名店だからしょうがない。行ってみて驚いたのが、こういう
不便な場所なのだが、「大黒ラーメン」の向かいにこれまた有名店の
「支那そば北熊」の支店が出来ている。どう考えても対決の姿勢だ。
さて「大黒」へ。13:40、座敷10、カウンター8、6割の入りだったが
すぐ満席に。頼んだのは、ラーメン550。3軒目にして、初めてご主人
らしき人がいた。アトム(化調)の力をかなり感じるが、この旨味は
嫌いじゃない。よって、完食。麺とチャーシューは普通。
次に熊本で一番初めに出来たと言われている【天琴】@玉名へ。
近いのかと思ったら、電車で40分もかかる所にあるのねぇ。
で、駅からまた遠い。徒歩20分弱。ありました。歴史を感じられる
建物。内装もよく言えば、いい雰囲気。悪く言えば、ぼろい。
15:40。テーブル26、カウンター8、4割の入り。
メニューはラーメン400と大盛500しかない。普通を注文。
ラーメンと一緒に焦がしニンニクを持ってきて、入れるかどうか聞いてくる。
まぁ、熊本なんだし、入れてもらいましょう。
丼一杯のスープは、油の層が凄い。しかも、レンゲがない。
丼を持って、まずスープを、、。「アッチャー」、熱くて声に出てしまった。
無茶苦茶熱い。これは、麺を食べ終わってもまだ熱く、結局、完食はできなかった。
シャブシャブのようなペラペラなチャーシューは、まあ旨い。
少し細目のツルツル麺は、スープを絡めて、というよりは油を絡めてしまう。
でも、意外と旨かったりするのだ。スープは甘みがあって(油の甘みか?)
なかなか美味しいのだが、何せ、熱くて飲めない。フーフー言いながら
半分くらいには減らしたが、ギブアップで退散。
近くに、でっかい丼で有名な「桃苑」があったが、今回は諦めた。
熊本へ戻り、書店でラーメン本を探し、「熊本の人気ラーメン88」を購入。
次もまた、人気&有名店の【支那そば北熊】。これがまたメッチャ遠い。
整理券方式のワンマン電車(実際は二人乗務員がいたが)に乗り、武蔵塚駅へ。
約30分。さらに、ここからタクシーだ。なんちゅうところにあるんだ、いったい。
『支那そばを熊本に広め、豚骨ラーメンに慣れた方に衝撃を与え・・・』
というコメントを読んでいたので、てっきり支那そば=醤油味(私の認識)かと
思ったら、鶏ガラを煮詰めて白濁したスープにたっぷりの背脂。
なんでこれで支那そばなんだぁ〜、と衝撃を覚える。
頼んだのは、支那そば600。カウンターのみ13、満席。18:20。
牛乳が入っているのでは?と思われるクリーミィーなスープ。
麺は、プリプリしていて東京には、よくあるであろうという麺で
なかなか美味しい。
チャーシューは薄くてペラペラしたのが何枚か入っていた。
焦がしネギも入っていたが、あまり効能を発揮していない。
なかなかいろいろ工夫をしている感じがわかる。
水は、まず冷たいコップが出てきて、氷がたくさん入ったポットから自分で注ぐ。
ビールを頼んだとき以外に冷たいコップが出てきたのは、初めてじゃないかなぁ、、。
店員の元気も接客も愛想も良く、とっても気持ちのいいお店であった。
抜群に旨い、というわけではなかったが、完食して、
とっても満足してお店を出たのでした。
店を出ると、熊本駅方面に行くバスを発見。15分?ほど歩いてようやくバス停発見。
7時前なのに、バス停周辺は、真っ暗。バス時間すら暗くて見えない。
20分くらい待って、市内へ移動。なんともつらい場所です。
「桂花」のメニューを見ると、清湯ラーメンというのがあった。
どうやら、透き通った醤油味のラーメンらしい。ちょっと興味がわいたが
店内はガラガラだったので、止めた。近くの「富士ラーメン」もガラガラ。
【こだいこラーメン】へ。ここもガラガラだ。なんか、不安。
カウンター9、テーブル18、で他3人しかいない。19:40。
ラーメン580を注文。麺は、柔くてダメ。チャーシュー不味い。
スープは普通。熊本ラーメンの特徴?でもあるニンニクが弱い。
やっと、麺と具を食べて、店を出る。
「赤のれん」があった。しかし、あまりにもお店がさびれているし、
ガラガラなので、止めた。
最後のリストアップ店「天和」。
お客さんが誰もいない。お爺さんが口を開けて一人で待っていた。
ちょっと入る気がしない。この時点で熊本を諦め、久留米に移動。
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